MINT BOB3の歯飛び問題と対策案
何かと不満のあるMINT BOB3ですが200㎞を越えた辺りから3速9Tのみ歯飛びするようになりました。K3もチェーン交換直後に3速9Tが歯飛びする事はあっても、しばらくすると歯飛びは落ち着きますが、BOB3は逆のパターンです。
ちなみにチェーンやスプロケットの相性の問題も実は確認していて、K3純正ホイールをBOB3フレームに組込むと全てのスプロケットで使い物にならないレベルで歯飛びする症状があり、標準で付いてきたSUMC製チェーンが怪しいのでは?という憶測もあります。
まぁ、躊躇が無くなって踏み込むようになって気になるようになったのかもしれませんが・・・とりあえず、チェーンが伸びるにしても、スプロケットが削れるにしても、歯飛びが発生する現実問題はどうにかしたい所です。
もくじ
Brompton用のリアディレイラーと9Tスプロケットは相性最悪?
根本にあるのはBOB3の構造的な問題と思っていて、リアディレイラーはBrompton互換をそのまま使っていると思いますが、想定されているのはトップ11Tな訳で、BOB3他の14インチで多く使われているトップ9Tを想定していないハズです。

9Tスプロケットは歯数が少ないのでチェーンの掛かりが悪く、K3他9Tスプロケットを使う外装変速機は、なるべくディレイラーのガイドプーリーをスプロケットに寄せて少しでも絡ませるような配置になっています。DAHON K3については過去に予備のディレイラーハンガーを自作した知見で、汎用ディレイラーハンガーの一部を削って、通常より深くスプロケットに近づくような加工をしています。

対してBOB3は一般的なリアディレイラーの構造とは違うBrompton専用の簡素なディレイラーなので、ガイドプーリーとスプロケットの間隔を調整するBテンションボルトのような構造自体を持っていません。それなのに掛かりの悪い9Tスプロケットに対して、Bromptonと同じような角度でディレイラーを取り付けているので、ココの角度を見たら分かるようにスプロケットの接触歯数に対してチェーンの掛かる角度が浅いです。リアディレイラーの位置や角度を変えたら歯飛びは解決するかもしれませんが、チェーンステーに銀色の補強がある通り、フロントフォークのフックがこの辺りに来るので、単純に位置や角度を変えても変速や折りたたみに問題が出るのでしょう。オマケにリアトライアングルが稼働する構造なので、踏み込んでリアホイールが引き寄せられる方向に動くと、チェーンの掛かりが更に浅くなるので、歯飛びしやすい条件が重なります。
まぁ、3速9Tが歯飛びしやすい構造だとは思っていましたが、こんなに早く飛ぶのは予想外といった感じです。
検証済み歯飛び対策対策
とりあえず、出来そうな事から試してみました。
ガイドプーリーを8Tから11Tに変更(効果あり)
3速9Tの歯飛びの根本原因は【チェーンの掛かりが浅い】事です。

先に話した通り、Bromptonのリアディレイラーはガイドプーリーとスプロケットの位置関係を調整する機能自体が無いので、代わりにガイドプーリーを大型化してスプロケットに寄せる方法をとってみました。

BOB3のリアディレイラーについているガイドプーリーは8Tでかなり小さいですが、一般的なリアディレイラーのカスタムパーツで売っている11Tのプーリーなら取り付け可能でした。

11Tだと微妙に寄ったぐらいなのでもっと大きい物を付けたい所ですが、これ以上大きいとリアディレイラーの一部に接触する可能性があるので切削加工が必要な事や、テンショナー側プーリーとの接触も発生するので11Tで我慢しています。
試走の結果、歯飛びの頻度が下がったが、発生を抑えるほどの特効は無いです。とりあえず、ある程度の効果を感じるので考え方の方向性は間違っていなさそうです。
サスペンションブロックを硬くする(歯飛びに効果なし)
リアトライアングルが動く事でチェーンの掛かりが悪くなると仮定するなら、動きにくくすればよい・・・と言う事で、サスペンションを硬い物に変えたら効果があるような気もします。
ただ、色々調べてみるとサスペンションを硬くし過ぎると、ヒンジ部分に疲労が蓄積するので良くないらしいですが、本家Bromptonなら兎も角、BOB3を10年以上乗り続ける事は無いので、個人的には硬めにする方向性で検討してみます。

サスペンションのカスタムパーツは豊富に販売されているので、ポン付けで交換できそうですが、お試しで付けるにしてもどれが今より硬いのか分からない挙句、Bromptonのカスタムパーツは無駄に高いので、とりあえず保留。サスペンションの変形が小さければリアトライアングルの動きも小さくなるので、周りにインシュロックを4本巻いて変形を抑制して実験開始。

試走の結果は歯飛び対策として効果なしですが、踏んだ力が逃げなくなったとは感じられたので、乗り味的にこのまま様子見しようと思います。
追加対策(案)
簡単に試せる方法では歯飛びが改善しなかったので、追加対策の検討です。
トップ11Tにする
歯数が少なくチェーンの掛かりが悪い事が原因なら、歯数を増やせばよい・・・とは思っても、3速9Tがロックナットの役目を持っているので、精密金属加工が出来ない限り11Tには変更不可能です。14インチ折り畳み自転車で使われるリアOLD85mmホイールのトップ9T以外は、中華系ECサイトの奥地に入らないと滅多に入手出来ません。

個人的にはK3で8速化したハブは一般的なハブと同じでトップ11Tまでしか使えないので、コレに交換すれば問題解決!・・・にはならず、9Tを11Tに変更するとトップギア比が大幅に下がって、本当に子供用自転車程度の走行性能になります。対策としてチェーンリングの大型化が必要ですが、たぶんBOB3は50T以上のチェーンリングで折りたたみに干渉しそうなので、走行性能維持には内装変速クランクのスピードドライブ化も合わせて必要になります。この辺りはカスタム予定を繰り上げて対応しますが、そもそもBOB3のスピードドライブ取付検証が終わっていないので、対応できない場合はホイール変更も中止になります。
一般的な外装変速機に変える
Brompton用カスタムパーツで一般的な外装変速機を取付けるディレイラーハンガーがあるので、それを使ってリアディレイラー自体を交換すれば問題解決・・・に見せかけて、折り畳み構造に問題が出る未来が見えているので、出来ればココまで対策したくない感じです。
つづく?
手っ取り早くShimano製チェーンに変えたら暫く治まりそうな気もしますが、どこかのタイミングで同じ事が発生するハズなので対策を検討してみました。
個人的には11Tとスピードドライブ化で対応出来そうですが、他の人は一般的な外装変速機に交換しないと治らない気もします。
・・・この辺りはMINT BOB3を購入したら後悔して下さいw

