DAHON K3(2020)カスタムまとめ

2023年12月26日自転車

2019年10月に購入したDAHON K3。

輪行メインで使用して半年たった2020年4月時点で、走行距離約1100kmで輪行12回。

その間に自分なりのカスタムを加えて、それなりに納得できるレベルに落ち着く事が出来たウチのK3。

何かと弄り回したので、素人の独断と偏見でカスタムのおすすめ度をまとめてみる事に。

 

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兎に角やっとくべき

タイヤの反射板交換

標準添付の反射板は14インチホイール用ではないので、取り付け状態もイマイチというより、捨てて良い。

100円ショップに売っているスポークリフレクターがオススメで、見た目もスッキリして軽くなる。

 

グリップ交換

使いやすいとは言い難い、軽量化のための標準スポンジグリップ。

タイヤサイズが小さく路面の振動を拾いやすいので、ERGONのグリップに交換で間違いなし。

 

スタンド取付け

公式重量を下げる為か標準添付でスタンドの無いK3。DAHON純正(?)でCENTER STANDが販売されているので、車体と一緒に購入しておくべき。

但し、SCHWALBE BIG APPLEを装着すると車体の傾きが深くなるので、長さが調整できるセンタースタンドが良い場合もある。

 

オススメ!

タイヤ交換・ビッグアップル化

SCHWALBE BIG APPLEを使用したK3の定番カスタムで、素人にも分かるレベルで乗り心地は良くなる。

元が14インチと小さなタイヤなので、エアボリュームが増え振動の吸収の効果も大きい。

タイヤの直径が大きくなるのでトレールが増えて直進性が増す・・・らしい。(´д`;;

初めから交換しても良いが標準タイヤである程度走ってから交換した方が、カスタムの楽しさが良くわかる。

 

ペダル交換

標準品は取り外し無しで折り畳み状態になるが、折り畳んでも割と出っ張るし、しっかりペダルを踏むには頼りない。

簡単に脱着出来て折り畳みが小さくなるMKSのEzy Superiorシリーズがオススメ。

同じMKSのペダルでもEzyシリーズは、樹脂製のストッパーリングを付けないとペダルが抜け落ちる為、非推奨。

しっかり管理できる人なら問題ないが、小物を無くしたり輪行時にパーツを壊したりする覚えがあるなら、避けた方が無難。

 

タイヤ交換・リトルジョー化

定番カスタムのBIG APPLE化は緩く乗る分には乗り心地最高ですが、リム幅に対してタイヤ幅が太過ぎたり、リアディレイラーとタイヤが干渉する個体もあるので、定番と言いながら取付運用にひとクセあります。

そんな中で純正タイヤに近い1.4インチ幅で上位コンパウンドを使ったLITTLE JOEが一つの候補。タイヤ直径やエアボリューム、ブロックタイヤである事などBIG APPLEに劣る点はあるのもの、グリップ感やクッション性はBIG APPLEに引けを取らないです。

 

人によっては・・・

フェンダー・マッドガード取付け

雨上がりに乗らなかったり、服が汚れるのが気にならないなら不要。

輪行するなら服は汚れない方が良いので、あった方が安心。

 

チェーンリング・クランク交換

3速が踏み切れない事や坂が上れないなど、全体的なギヤ比を変更したい時に。

3速だけが重い場合は1速、2速のスプロケット交換すれば3速だけを軽くすることができる。

クランクアームやBBをホローテックⅡに変更したい場合はチェーンラインに注意。

 

スプロケット変更

9速用の汎用スプロケットで交換可能なのは1速(17T)と2速(13T)のみ。3速(9T)はロックナットの役割も担う専用部品で、手軽に交換できそうな互換品は無い。

最小構成のクロス化は9T-12T-15T。

3速だけのギヤ比を落としたい場合はチェーンリングを合わせて交換するとで設定できる。

  • 標準:53T/9T-13T-17T(ギヤ比:5.889 / 4.077 / 3.118)
  • 例1:50T/9T-12T-16T(ギヤ比:5.556 / 4.167 / 3.125)
  • 例2:47T/9T-12T-15T(ギヤ比:5.222 / 3.917 / 3.133)

※3速ギヤ比が5以下だと、かなりスカスカになる。(平地なら3速だけでゆるポタが出来るが、30km/hを出そうと思うと必死にペダリングが必要)

 

ホイール交換

負荷がかかりやすい14インチホイールなので、メーカー保証が有効な間は交換非推奨。保証が切れて純正ホイールが高いと感じた時に検討するぐらいで十分。

リムの色が変わるのでドレスアップ。純正より軽いので軽量化。特殊な構成のカセットを付けた物など、見た目から走行性能まで幅広く変化する。

 

ハンドルポスト交換

身体が大きいor小さいのでポジションが合わない場合、伸縮ハンドルポストに交換した方が良いかも。

ただ、DAHON純正の伸縮ハンドルポストの場合はCurve D7の新品で1.6万円(税別、工賃別、2020年1月現在)するので、交換は予算次第。

短い固定式のハンドルポストに変更する場合は、折り畳み時にフレームに干渉する可能性があるので十分な検証が必要。

 

ハンドルバー交換

前傾気味のポジションを起こしたいなら、ハンドルポストを交換する前にハンドルバーをライザーバーに交換した方が良さげ。ハンドルポスト交換より安くでポジションが替えられる。

但し、バックスイープの角度が大きかったり、ハンドルバーが短くなると折り畳み時に干渉しやすくなるので、注意が必要。

 

シート交換

標準品は約260gなので比較的軽量な方? 軽量化目的なら削る余地はあるし、お尻に合わないなら交換。

 

コンパクトVブレーキアーム交換

剛性がなさそうな標準品だが、素人レベルでは剛性の違いが分からない。制動力が足りないと感じるなら、一般的な長さ(107㎜)のVブレーキアームに交換する事を推奨。

 

Vブレーキアーム交換

制動力に不満がある場合は一般的な長さ(107㎜)のVブレーキアーム交換すると、素人にでもわかるレベルで制動力がアップする。アグレッシブに走る人や体重+荷物の合計が80kg以上はこちらを推奨。

 

プーリー交換

標準のリアディレイラープーリーは樹脂製。交換して走行性能が上がったのか?と言われると、素人には変化が分からない。(´・ω・`)

カラフルなパーツが多くあるので、手っ取り早くカスタム感を出せる。

 

シートポスト交換

標準品で約420gと軽量な方?。更に軽い軽量シートポスト(約320g)も有るが、標準品よりリミットが長めだったりするので自分の脚の長さと相談が必要。

 

シフター交換

性能が変わるほどの3速用のシフターは無いので、交換するならフリクションタイプのサムシフター。

ハンドル周りがスッキリして軽量化にはなるが、インデックスタイプと比べると変速にひと手間かかり、リアディレイラーをしっかり調整しないとチェーンが外れる。

 

輪行バッグ

DAHON純正ならSlip Bag miniだが、輪行しないなら不要。

屋内保管で汚れが気になったり、頻繁に輪行する予定がないならIKEAのディムパ収納バッグが安くてオススメ。※但しIKEA実店舗が近くに有る場合に限る。

 

趣味の領域

ハブダイナモ化

値段が高い、重くなる、回転が鈍くなるデメリットに対して、メリットはライトのバッテリーを充電しなくても良いぐらい。

ハブダイナモライトに拘りが無いなら、上位の充電式ライトや普及品充電式ライトを2つ使った方が現実的。

ハブダイナモライトはいぃぞ~(´Д` )

 

リアキャリア取り付け

14インチ用のキャリア自体がレア物なので、通常は人柱覚悟で20インチ以下のリアキャリアを無理やり流用する事になる。

取付けられたとしても荷物の大きさによっては、ペダリングや積み方に気を遣うので、思っているほど便利にならない。

使いこなすにはパッキングや積載のテクニックが必要。(使いこなせませんでした(´-ω-`)

 

フロントキャリア取付(未実施)

手持ちのフロントキャリアで実験はしてみたものの、荷物によってはハンドル操作が悪くなる事と、段差とフロントタイヤの位置関係が荷物で分かりにくい為に中止。

 

ブルホーン化

バーの形状、ブレーキレバー、シフターの組み合わせと折り畳みの制限で、割りと根気がいるカスタム。

一般的なDAHONのハンドルポストでは、クイックリリース部分の締め付けが足りなくて、そのままハンドルバーを取り付けると、急ブレーキ時にハンドルバーが前のめりに回る持病が発生する。(割りと危ない)

好み、折り畳み機能、安全性の落としどころが難しいが、現状の主観では、”T型ハンドルポスト+Tern Andros Stem 65mm”の組み合わせでブルホーン化するのが最適解。

市販車でブルホーンバーが設定されている事自体が少数なので、出来上がってみれば見た目で圧倒的なカスタム感は出る。(*゚ω゚)=3

 

ヘッドセット交換

ワンポイントの色替えや最軽量を目指すようなカスタムで手を付けるが、普通は調子が悪くならない限り、触らなくても良い物。

素人作業で交換できなくも無いが、使用頻度が低い専用工具や技術の差で精度が変わる圧入作業があるので、カスタムしてくれるお店に持ち込む方が無難。

 

タイヤ交換・DURO HF-143 14×2.125

ビッグアップルより太めの14インチのブロックタイヤ。

舗装路で走る分には無用の長物だが、ぬかるみや砂利道などの不整地を走る分には心強い。14インチ折り畳み自転車で不整地を走る頭のネジがちょっとおかしい人向けのタイヤ。

 

他人に理解されない

コンパクト化

もともと小さいので、さらに小さくしたいという発想には普通はならない。

縦横60cmぐらいの寸法なので、どうしても特定の場所に入れたい場合にしか使い道がない。

脚の間にK3を挟んで座席でゆっくり輪行したい時に役に立つレベル。

 

6段変速化

リアOLD:85mmの制限の中で出来る多段化の最高到達点は、フロント内装2速×リア外装3速で6段変速化・・・のハズ。まだ上がある

リア外装3速を4速、5速と増やすには、リアOLD85mmを無理やり広げて、専用ハブを自作する?・・・。流石に素人が手に負えないレベル。

フロントダブル化はチェーンラインが標準の40mmより大きく外れる事や、最適なチェーンリングの大きさ、フロントディレイラーハンガーが無い事などから、素人知識では無理。

そんな中で、内装2速のスピードドライブ(×1.65)の場合は、チェーンラインは40.7mmまで小さくできてチェーンリングは34T~。

リアホイールはルノー ウルトラライト7トリプルのリアホイール(11T-13T-15T)を入手する事で最適なギヤ比になる。

理屈上はギヤ比が被らず、クロスレシオで6速使えるDAHON K3が完成する。

  • 標準:53T / 9T-13T-17T(ギヤ比:5.889 / 4.077 / 3.118)
  • ロー側:38T / 11T-13T-15T(ギヤ比:3.455 / 2.923/ 2.533)
  • ハイ側:62.7T / 11T-13T-15T(ギヤ比:5.700 / 4.823 / 4.180) ※クランク1回転でチェーンリングが1.65倍で回る。

ただ、自分で加工するにしてもパーツ代で6万円以上、専門ショップに依頼するなら合計10万円以上は用意した方が無難。

細かい重量は分からないが、内装変速なので+1kgになっても不思議ではない。

素直にブロンプトンを買ったり、DAHON K3 PLUSを待った方が幸せ・・・

性能も目的通りで自分で作業も出来る確信はあるが予算的に中止。・・・ただ未だに燻ぶっている(´-ω-`)

 

2020年9月、K3のスピードドライブ化に着手。もう後には引けない。

 

8段変速化

6段変速からパワーアップして8段変速化。

社外品のリアホイールを使って、9s用スプロケット3枚の所を11s用スプロケットを4枚使用する、よく分かっていない方法。先人の真似なんだよね。

6段変速こそがK3の最高到達点と思っていたら、まだまだ上がある。2023年に分かっているのはフロント内装3速と中華ホイールの9T-11T-13T-15T-17Tの5速ホイールを組み合わせた、15段変速がK3多段化の最高到達点っぽい(((´-ω-`)))

 

修理・メンテナンス

カスタムというより、長く使っている内に調子が悪くなった時の対応用。

カートリッジBB交換

気休めレベルで軽量化は出来るが、クランクの回転が鈍くなったと気づいてからで十分。

 

カセット交換

走行距離が1万km以上になって3速9Tが摩耗して歯飛びしたり、フリーボディの調子が悪くなってからカセット(フリーボディとスプロケット)の交換を検討するレベル。保証期間内ならリアホイールごと交換してくれる事もあるので、まずは購入店に相談。

 

ディレイラーハンガー交換

転倒や輪行時に曲がってしまって、変速の調子が悪くなった時に交換。一応K3専用のディレイラーハンガーだが、似たような形状の汎用品を削って作れるレベルの物。

 

ハンドルポストのガタツキ調整

K3に限らず、Radius Handlepostを使用しているDAHON全般が対象。ガタツキが出た時の調整やハンドルポストが折りたためなくなった時の対応などの備忘録。

 

終わりに

多少手先が器用な素人がとりあえずやってみたカスタムなので、荒があるのはゴメンナサイ。

K3自体が良く出来た自転車なのでここまで弄る必要は無いが、K3をこれから弄る人の参考になれば幸いです。(´-ω-`)