DAHON HORIZE タイヤ交換(TIOGA POWER BLOCK 20″×1.95)

自転車

ウチのHORIZEは2018年モデルで、購入して3年を経過。ETRTO 451化して足回りを丸ごと交換した事もあったが、今は標準に近い状態で近所の脚として使用している。

一時期はHORIZEを手放して折り畳み機構の無いミニベロを買おうかと思っていたものの、費用を考えるとETRTO 451の手組ホイールをETRTO 406で組み直す方が安上がり。ただ、手組ホイールを組み直すのは億劫で、再カスタムが進まずに現在に至る。

そんな中でHORIZEの手入れをしていると、標準タイヤ側面に小さな亀裂が入り始めているのを発見。足回りの再カスタムと一緒に変えるつもりだったが、タイヤを先行して交換するというのが今回のお話。

 

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標準タイヤ KENDA K-90 20″×1.95

HORIZE標準タイヤはKENDA K-90。KENDAは台湾のタイヤメーカーで自転車だけではなく自動車用のタイヤも製造している。DAHONの自転車にほぼ標準的に採用されているところを見ると、単価は安そう。

K3の標準タイヤもKENDAを使用していて2種類しか触った事が無いが、KENDAのタイヤの質感は硬めで好みではない。(´-ω-`)

タイヤ重量は580g。太めのタイヤなのでずっしりしている。

パターンの部分のゴムは厚く、側面もそこそこ厚みがある。

台湾メーカーだが、製造は中国。

チューブ重量は156g

チューブの製造も中国。だいぶ摩耗しているのか、表面は粉(?)を噴いている状態だった。

 

新タイヤ TIOGA POWER BLOCK 20″×1.95(TIR19205)

ETRTO 451と違い種類の多いETRTO 406のタイヤだが、TIOGA(タイオガ)を選んだのは太めでも比較的軽く、値段が安めで、ゴムの質感が分かっていたから。

TIOGAはメーカーというよりブランド名で、元を辿ると神戸にあるマルイという会社に行きつく。マルイは自社工場を持っている雰囲気はなく、外部の製造会社で作った物を販売しているような感じ。そんなTIOGAはBMXにルーツがあり、今回使用するPOWER BLOCKもBMXレース用らしい。

タイヤ重量は405gで標準タイヤより175g軽く、前後で350gの軽量化。POWER BLOCKにはSスペックというモデルが有り、スチールビートからケブラービートに変わって更に50g(前後で100g)ほど軽くなる。

製造は台湾。

KENDAと比べると軽い事もあり、パターン部分の厚みは少し薄く側面はさらに薄くなる。街中で使う分には問題ないが、尖った落石が転がる林道を走るなら気を付けた方が良いかも。

チューブはタイヤと同じタイオガの物を使用。重量は119gで標準チューブより37g軽く、前後で74gの軽量化。チューブに刻印はなかったが、パッケージを見ると製造は台湾。

ちなみにHORIZEのリムはセミディープリムなので使用するチューブのバルブ長に注意が必要。長いバルブ方がHORIZE標準で多分48㎜(どこから何処を計って良いのかよく分からない・・・)

バルブ長36㎜だとこんな感じで、ギリギリ空気が入れられてバルブ固定のナットも何とか取付けられる。HORIZE標準ホイールを使用するなら、バルブ長40㎜以上のチューブを推奨。35㎜以下だとバルブ固定ナットが取り付けられない可能性がある。

タイオガの場合だと同じサイズのチューブでもバルブ長は2種類あり、48㎜の方を使えばよい。

  • TIT12003 20″ x 1.75~2.125″ バルブ長36㎜
  • TIT12808 20″ x 1.75~2.125″ バルブ長48㎜

ちなみに、HORIZE再カスタムのホイールは普通のリムなので、それに合わせて36㎜の方を購入。決してバルブ長を間違えて買った訳ではない。(´・ω・`)

 

交換後

タイヤ350g減、チューブ74g減、合計424gと大幅に軽量化。自転車系ブログなのに初めて効果の有りそうなカスタム結果。(^ω^;)

リム幅が広めのBMX用のタイヤな為かHORIZE標準ホイールに取付けると、タイヤ幅は45㎜とちょっと細め。HORIZEに細いタイヤは似合わないと思っているが、1.75インチ相当の幅は見た目的には許容範囲内。

標準タイヤのホイールを外す時、Vブレーキを開放して空気を抜かないと外せなかったが、細くなったおかげで空気が入っていても脱着出来るようになった。

円周を調べてみると1585㎜で、ETRTO 49-406相当の大きさは維持している。

HORIZEのタイヤクリアランスで一番厳しい場所は、リアタイヤとセンタースタンドステーの部分。この部分の間隔は約10㎜あるので、マッドガードはギリギリ取付けられそう。

乗り味の変化に鈍い人なので気付くか微妙だったが、タイヤ周りの重量が減って事もあってか、漕ぎ出しが少し軽くなる。本来、乗り味を変えるカスタムをするなら、一番初めは軽いタイヤに交換なんだろうなぁ・・・(´-ω-`)

 

終わりに

DAHONの20インチラインナップの中で良い意味でも悪い意味で話題にならないHORIZE。いろいろHORIZEをカスタムしてみて思う所は、タイヤ交換とシートポスト交換ぐらいで600gぐらいの軽量化で満足して、セミディープリムはカッコ良いと思うぐらいで満足した方が幸せ。

 

 

 

 

決して、セミディープリムが重たいとは思ってはいけない。足回り全交換の泥沼にハマるから(´-ω-`)