DAHON K3 ハブダイナモ化

2020年5月21日雑記

2019年の締めカスタムにDAHON K3のハブダイナモ化。

正直14インチのDAHON K3で夜間は走りたくない。一度夜間走行時に、段差の発見に遅れてそのまま突っ込み、バランスを崩して転びそうになった事があるからだ。

使っているライト自体も”CATEYE VOLT300”と生産終了した型落ち品で、あまり明るくない事もあって段差の発見が遅れた事も原因の一つ。

家にはHorizeで使用していたハブダイナモライト”BUSCH&MULLER IQ-X”が転がっているので、DAHON K3もハブダイナモ化しよう!というのが今回の流れ。

普通だったら、ハブダイナモを買うお金(約1.7万円)で充電式の良いライトを買おう!となるだろうが、それじゃカスタムしたという達成感(じこまん)が無いから、ハブダイナモ化で推して参る!(`・ω・´)

 

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Shutter Precision SV-9-F

使用するハブダイナモは台湾製の”Shutter Precision SV-9-F” Horizeで使用していた”SL-9”と同じ9シリーズ。OLDが74mmでセンターロック部分の構造が無い、折り畳み自転車用の物。

6V1.5Wでタイヤの直径が400~658mmの小口径車向けの物。BigAppleを付けている14インチタイヤの直径は約350mmなので使用範囲外

直径が小さくなると速度に対する回転数が増えるので、発電しないという事は無いだろうが、過電流や過電圧が原因の機器の破損が考えられるので、使用するなら自己責任で使うしかない。

テールライトもハブダイナモで電源供給するなら2.4Wや3Wの物を使うのだろうが、折り畳み自転車の場合は配線がめんどくさくなるので、割り切ってフロントのみの1.5Wをチョイス。

内容物は本体と電源ケーブルに付けるコネクタのみで取説などは入っていない。

重量は304g、公称299gなので誤差範囲。ハブダイナモとしては軽い方だが、

DAHON K3のフロントハブは56gなので約250gの増加。

 

チャチャっと手組ホイール

メーカーHPに寸法が記載された外観図があるので、それを元に現物を確認すると誤差範囲内で必要寸法はこんな感じ。

  • 有効リム径(ERD):242mm
  • ハブスポーク径:2.7mm
  • フリー側ピッチ(PCD右側):45mm
  • 反フリー側ピッチ(PCD左側):45mm
  • フランジセンター間 右(フリー側):20.5mm
  • フランジセンター間 左(反フリー側):29.5mm

通常はフロントホイールだとスポークが交差しないラジアル組が基本だが、リアと同じイタリアン4本組にする。

BigAppleとリアキャリアを取り付けてくれたショップのベロキッチンさんで、”14インチホイールでこの組(イタリアン4本組)み方はスポーク折れやすいですよ”とのアドバイスを頂いていたりもするが・・・

フロントもイタリアン4本組にするとスポーク長がF:118mm/117mm。既に手組したリアのスポーク長がR:117mm/116mmと似たような長さになる事から、117mmで予備スポークを作っておけばいいんじゃね?という謎な結論でイタリアン4本組に。

まぁ、ラジアル組よりタンジェント組の方が達成感(じこまん)があるしね。(´-ω-`)

スポークは”DT SWISS champion 2.0”を使用。予備の4本も含め24本を不具合なしで作成(●´ω`●)

気を良くしてチャチャっとスポークを編んでいくが、編み上りはイタリアンではなくJIS組になっている罠(-ω-|||)

スポークの前に心が折れそうになるが、一旦バラしてイタリアン組で編み直し(´・ω・`)

振れ取り台にセットする前に簡単にバランスを取ったので、大人しい暴れ方。

縦振れが微妙に残っているが妥協 (-ω-` ) 普通のハブに対してハブダイナモの転がりが渋い事が良く解る。

タイヤを付けると遠心力が増すので、転がる時間も増す。ただ、ライトの付いていない無負荷状態でこの程度なので、負荷が掛かればお察しの通り・・・

は、ハブダイナモを嫌いにならないで~(´;ω;`)

 

BUSCH&MULLER IQ-X

完成形はこんな感じ。

ハンドルポストの折れ曲がり部分より下にあるので、折り畳みには影響なし。

ハブダイナモの真価はハブダイナモライトがどれだけ素晴らしい物かに掛かってくる。

使用するハブダイナモライトはドイツ製の”BUSCH&MULLER IQ-X”

created by Rinker
ブッシュ&ミューラー(BUSCH&MULLER)

StVZO規格(ドイツの道路交通法みたいなもの)対応の物で、上部への配光がカットされて対向する人や車両への眩しさが軽減されている。

2019年7月にCATEYEから発売されている”GVOLT70”もStVZO規格対応品。日本語HPでは特別にStVZO規格対応をうたってないが、海外向けHPではStVZO規格対応に分類されている。

上部への配光がカットされているだけなら、単純に普通のライトの上部にアルミテープでも張ればいい。決定的に違うのは上部への配光をカットして左右の配光が広がる光学設計がされて事。

左右が広がる事で市街地での飛び出しや、進路変更する路面の状況など、普通の同心円状に広がるライトと違って左右広く情報が得られる所がメリット。

デメリットは街灯の無い山道を走る場合は、車やバイクでロービームで走るのと同じで全体の見通しが悪くなる所だが、光軸を少し上に上げたり、補助で普通のライトを使ったりする事でカバーは出来る。

まぁ、見た目もスッキリしていて明るいライトなんで、お気に入りなんです(●´ω`●)

 

とりあえずは手組したフロントホイールの様子を見る為に、年始は淀川CRでも走り込もうかな。

 

DAHON K3のカスタムまとめは、こちら。