やってはいけない?DAHONのハンドルポスト交換(2)

2021年5月19日自転車

前回に引き続き、やってはいけないDAHONのカスタムという噂の社外品ハンドルポストを組み合わせるお話。今回は組み立てから完成まで。(´-ω-`)

 

スポンサーリンク

以降の内容は全て自己責任です。

自転車の大幅(サジ加減はメーカー次第)なカスタム自体がメーカー保証対象外になる行為。ココに辿り着いてこの記事を読んでいる人は大丈夫だと思いますが、事故した云々の責任は負いかねます。自分で問題ないと判断して行動に移したのなら、それは自己責任。

さらには・・・今回のカスタムに関しては従来と違い、金属パーツを加工して組み合わせる作業自体がネット上で見つけられなかったオリジナル(?)の方法。有識者から見ればあり得ない方法なのか。過去に同じような事をやっていたものの、ブログサービス終了で電子の海に消え去った方法なのか。単純に検索が悪いだけなのか。どういう理由であれ一歩踏み込んだ素人作業なので、強度的に大丈夫なの?という点で今まで以上に怪しい。(((´-ω-`)))

現状は作業完了して試走出来るレベルになっているものの、長期的に乗っても問題ないレベルなのかを検証中。身に危険を感じるレベルの欠陥があれば下記にある「その後」に追記しますが、おススメするようなカスタムでもないので、「なんかアホな事やっとるわー」程度に眺めて下さい。(´・ω・`)

 

組み立て

ココからが素人組み立ての本番。

ヘッドセットの固定

DAHONのヘッドセット(フロントフォーク)の固定はハンドルポストがアヘッドステムの役割を果たして固定しているので、脱着式ハンドルポストだと完全に固定されない。輪行時にハンドルポストを外せばヘッドチューブからフロントフォークが引っこ抜けるので、当然具合が悪い。

そこで使うのがシートポストクランプとコラムスペーサー。ただ、このままシートポストクランプを締め込んで引っこ抜けなくなったとしても、フロントフォークとヘッドセットのアタリが出ていない状態なので、ヘッドセット周りガタが出て傷んだり異音が出るはず。

シートポストクランプを固定する前に、純正の固定ボルトでフロントフォークとヘッドセットのアタリを調整してから固定。これで輪行時にハンドルポストを引っこ抜いても、フロントフォークが抜けないようにはなった・・・が、強度的にどうなの?と言われると、KHSを見てみると似たような感じだから・・・という適当な判断。(-ω-|||)

緩みが出るとハンドル周りに異音やガタツキが出るので、鈍くても気付くだろう・・・という事でヨシ!m9(-ω-` )

 

フォークコラムの延長

使用するアヘッドコンバーターは公称で太い方Φ28.6㎜、細い方Φ22.2㎜の物を使用。細い方をK3のフォークコラムの中に入れるのだが、Φ22.2㎜では太くて入れる事は出来ない。細い方がフォークコラムに入る程度(Φ22.0㎜ぐらい)までヤスリで削る必要がある。入れ込む量はアヘッドコンバーターの最低入れ込み量以上に長めに入れた方が安心。

太い方の長さはハンドルポストや折りたたみ時のサイズを意識した現物合わせ。ヤフオクの商品説明ではコラム締め付け必要長さ35mmとあったが、これは誤記。35㎜だとクイックリリースレバーの幅と同じで、その上にある回り止め用の金具が取り付けられない。最低50㎜は必要で長い方が剛性は増すハズ。

繋ぎ目部分は構造的に弱いので長い方が良いが、長すぎると折りたたみサイズに影響が出る。納得の出来る範囲でええ塩梅にカット。

 

ハンドルポストの回り止め

今回のカスタムの難所の回り止め加工。このピンでハンドルポストの回転を抑制するので、ただ穴をあける作業だが命を懸ける加工になる。

部品を展開するとこんな感じで、回り止めピンは専用のバネで固定される。

ネジ穴の位置は現物合わせでこんな感じ。アヘッドコンバーターの入れ込み具合で微調整出来る範囲なら高さが多少ズレても問題なし。

 

完成状態

完成状態の前に、試走しながら状態を確認するとやはりハンドル位置が低い。

ハンドルポストの延長にコラム延長アダプターを追加。単体重量は126gなので微妙な軽量化になっていた分が吹き飛んだ。ハンドルバーの突き出し量は問題なさそうだが、ハンドルの高さはまだまだ検討の余地がある状態。

完成形はこんな感じ。

フォークコラムの延長上にハンドルポストがあるので、標準K3とだいぶ印象が異なる。ハンドルポストが体に近い為、ダンシングをすると微妙に膝が当たる事があり、後ろ寄りにハンドルバッグを付ければ確実に膝蹴り。サムシフターからWレバーに変更すれば膝レバーが出来るなぁ。(*-ω-)

ポジション的にはブルホーンらしい前傾姿勢になったものの、過去3回のブルホーンK3よりグリップ位置が手前に寄っているので、見た目の印象より優しいポジション。・・・っていうか、見比べてみると昔はいろんな意味で攻めてたなぁ。(^ω^;)

メーカー違いのパーツの組み合わさるヘッドセット上は歪な見た目だが、素人カスタムなので諦めるしかない。(´・ω・`)

車軸とハンドルの位置関係がズレると金色の回り止めピンに接触するので、回り止めピンの動きが悪くなる。平地をのんびり走る程度にはハンドルポストQRの保持だけで固定は出来ている様子で、回り止めピンはスムーズな動作。しかし段差に弱いK3がベースなので、路面状態の悪い場所でスピードが上がれば振動でズレると予想している。徐々にスピードを上げながら路面状態の悪い所を走行して保持力を検証していく。

 

折りたたみ状態

伸縮ハンドルポストを使った脱着式の折り畳みを試したコンパクトカスタムVer1の時は、折りたたみ手順がメンドクサイ!事が問題だったが今回は妥協できるレベルに。

まずはMKSのペダルを取り外し。

シートポストを下げて、

フレームを折る。

ハンドルポストを引っこ抜いて、マジックテープでフレームに固定。なんとも素人感満載だが、折りたたみサイズは標準K3と同等。

折り畳んだフレームの間にハンドルポストが無いので、厚みは少し薄いぐらい。リアディレイラーの真上にハンドルポストが有り、輪行時にはディレイラーガードのようになっていい感じ。

スタンドを畳んで手を加えればコンパクトカスタムVer1相当の大きさでW700㎜×H430㎜×D280㎜。スピードドライブを導入した事でVer1の時より高さは抑えられている。サイズも大して変わらず折りたたみの考え方も同じなので、Ver4というよりVer1.1かな。

ハンドルポストの固定が甘いのでまだまだ検討が必要だが、目指す方向性の一つとして自立出来る縦置き状態。コレが完成すれば思い付いていたK3のカスタムは全て終了。

 

終わりに

パーツを購入し始めてから完成するまでに約四カ月掛かった今回のカスタムだが、何とか形になってひと安心。あとは耐久性に問題が無いと確信出来るまで、試走を繰り返して様子を見るしかないが、ハンドル周りの剛性、折りたたみ易さ、折りたたみサイズの三点がいい感じにまとまっているので、この方法を成功させたい。

積載量やアクセサリーの微調整を加えて、梅雨明けには長期旅に出かけたいなぁ。(´-ω-`)