DAHON K3 スプロケット交換実験

2021年9月22日自転車

Dahon K3小型化の流れで、クランク部分に内装変速を組み込んだ”Speed Drive”を導入したいとは思っているものの、ギヤ比を計算するとワイドレシオのままだと流石に使いにくい。

”Speed Drive”を導入するにはDAHON K3がもう一台買える値段が必要という事もあり、買った後に無意味でしたwwwという訳にはいかない。

なので、Dahon K3をどこまでクロスレシオに出来るのか?というのが今回の目的。

 

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分解

まずは、リアホイールと取り外し、ロックナットを外す。

カセット部分を持ち上げると簡単に外れる。

1速と3速にスプロケットリムーバーをかけて外す。ロックリングで固定しているのではなく、3速9T部分がロックリングの役割をしている。この当たりが一般的な自転車と異なり特殊な構造。

 

クリップ式スプロケットリムーバー(2020年12月21日追記)

K3のスプロケット交換に便利なクリップ式スプロケットリムーバーを見つけたので購入。・・・同じスプロケットリムーバーを二つ買う前に知りたかった。(-ω-|||)

10Tから19Tまで対応なのでK3の1速を挟むなら十分。

外す時は文字が見える方で挟む。逆方向に付けてチカラを加えると、簡単に外れてしまうので注意。

チェーン式のスプロケットリムーバーを9Tに巻き付けて・・・

これで反時計回りにチカラを加えれば外れる。チェーン式スプロケットリムーバーを2つ使うより簡単なのでオススメ。

追記ココまで。

 

3速9Tのロックリング部分はネジロックが付いて簡単には外れないので、ラスペネをかけてプラハンマーで振動を加えて浸透させる。ネジで困った時、この二つは大正義。(*゚ω゚)=3

  • ラスペネをかける
  • プラハンマーで5分ほど振動を加える
  • 10分ほど待ってから回してみる。

スプロケットリムーバー2つで外すの方法に慣れてないこともあってか、上記の方法を数回繰り返して1時間ほど掛かってやっと外れた。

左から、ロックリング、スナップリング、3速9T、2速13T、1速17T、フリーボディ、ホイール。

スナップリングは3速9T内部にあるベアリングの抜け止め用に付いている物なので、スプロケット交換時には外す必要は無い。

3速9T部分はスプロケット部分、ロックリング部分、ベアリング固定部分で構成されている独自構造なので、別の物に置き換えは出来ない。

2速13Tはつば付き形状の9速用。

1速17Tはつば無し9速用。

フリーボディは1,2速がひっかっかる程度の厚み。

裏側にはラチェットの歯が付いている。

 

実験

クロスレシオ化していく訳だが、ロックリングの役割をしている3速9Tは変更できない。

なので、クロスレシオ化の2速スプロケットの候補は10T、11T、12Tの三種類だが、3速9Tと1歯しか変わらない10Tは除外

Speed Driveとの組み合わせを考えると9T-11T-13Tが比較的効率が良いので、11Tから実験開始。

 

CS-HG50-9 SPROCKET WHEEL 11T(Y10R11901)

1番手はSORAグレードの9速用11Tから。

ざっくり調べた9速用は殆どトップが11Tなので、他のモノも同じようにロックリングで固定する滑り止め加工がされているはず。

滑り止め部分が一段低くなっていたら嵌るのだろうが、上に乗るだけで収まる事は無い。(´-ω-`)

 

CS-HG70-S SPROCKET WHEEL 11T (Y1Z71100L)

2番手はトップのスプロケットがDahon K3と同じ9TなCapreoグレードの11T。

開封して見た瞬間、アカン臭い。(´-ω-`)

トップが9Tなら付くのでは!?と思ったが、なんとも特殊形状。(´-ω-`)

中心の穴の大きさが違うので、ロックリングネジ山部分で引っ掛かる結果に。

Capreoの9Tとロックリングを使えば!・・・なんて思っても、3速9Tのロックリング部分で引っ掛かっている時点で、サイズが合わないのは確定。

 

知識や経験があれば使える11Tを見つけられるかもしれないが、これ以上11Tのスプロケットはいらないので2速11Tは断念。(´・ω・`)

 

CS-HG50-9 SPROCKET WHEEL 12T(Y1ZV12000)

3番手はSORAグレードの9速用12T。

CS-HG50-9 SPROCKET WHEEL 12T(Y1ZV12000)

お?もしや!?Σ(゚ω゚*)

いけそうな感じ!(*゚ω゚)=3

9T-12T-15Tのクロスレシオ化という感じで、同じSORAグレードのCS-HG50-9 SPROCKET WHEEL 15T(Y10B15G1H)を使用。

組み込んでみた感じは問題なさそう。

変速も・・・大丈夫そうだな!(*゚∀゚)=3

 

まとめ

DAHON K3のクロスレシオ化は9T-12T-15Tは可能だが、9T-11T-13Tは無理っぽい。

クロスレシオ化の使用感は変速時のショックは和らいで乗りやすくなり、貧脚的街乗りメインなら48~50Tのチェーンリングと9T-12T-15Tのスプロケットが理想的な感じ。

ただ、ダム巡りで上りがある前提だとロー側がのギヤ比があがっている為、個人的にはこの状態で長い坂道を上れない。

まぁ、試したかっただけなので、元の9T-13T-17Tに戻す事に。(´・ω・`)

当初の目的のSpeed Driveとの組み合わせにしても、9T-12T-15Tのクロスレシオはギヤ比で見ると実質5速化止まりになるので、旨味が減る感じ。

Speed Drive化を進めるならリアハブも交換と考えると、計画は凍結だなぁ。