ブルホーン化で何が変わる?

自転車

ブルホーン化する前のハンドルは、クロスバイクや折り畳み自転車で多く使われているフラットバーが多い。

ここではフラットバーからブルホーンバーに替えた時の変化が、自分の用途に合っているのかを考えてみたい。

 

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ハンドルの握り位置が遠くなる。

フラットバーの場合はハンドルクランプ部分からほぼ横に伸びる状態から、ブルホーンバーは主に握るであろう角部分が前方に伸びる。

ブルホーンバーの形状によって変わるものの、握り位置が5~10cmほど伸びて自然と前傾姿勢になる。

メリット

  • お尻に重心が載っていている場合は重心が前方に移り、お尻の痛みが改善する場合がある。
  • 前傾姿勢になる事でペダルが踏み込みやすくなり、平地は少ない力でも漕ぎやすく、坂道はシッティングでも上りやすくなる。
  • 前傾になる事で上半身に受ける風の影響が少なくなり、向かい風の走行が多少楽になる。

デメリット

  • 体幹が弱いと上半身の支えを腕に頼る事になり、長時間乗っていると腕や掌に痛みが出る事がある。
  • 長距離走って疲労が溜まると、頭を支える首回りが辛くなり視線が下がりやすい。

 

ハンドル幅が狭くなる。

フラットバーの幅は50cm前後に対して、角の部分が前方に伸びているがブルホーンバーの幅は40cm前後と狭い。

この40cm前後の幅は成人の肩幅(男性:身長×0.23~0.24、女性:身長×0.22~0.23)より少し大きいぐらいなので、腕を前に出せばブルホーンバーの角部分を自然と握れる位置となる。

 

メリット

  • 腕を伸ばせば自然とハンドルバーを握れる事や、握り位置(角、肩、フラット部分)が増える事で腕の筋肉がリフレッシュ出来て、長時間走行時に腕の疲労が溜まりにくくなる。
  • ハンドル幅が狭いことから脇が締まる状態と前傾姿勢なポジションが合わさり、風の影響が少なくなる。
  • ハンドルバーの幅=車幅なので、市街地でのすれ違いが楽になったり駐輪スペースのコンパクトになる。

デメリット

  • 走り出しや低速時にパランスを取りにくく安定性が悪くなり、荒れた路面を走行時の操作が難しくなる。
  • バーテープの巻き方やブレーキレバーの取り付け位置によっては、ライトやサイクルコンピューターなどのアクセサリー類の取り付け位置が少なくなる。

 

見た目が変化する

モノが変わっているのだから、当たり前と言えば当たり前の話。

ただ、自転車におけるハンドルの形状は、その自転車のアイデンティティに関わる。

自転車に興味が無かった時の認識は・・・

  • 太いフレーム、太いタイヤ、フラットバー = マウンテンバイク
  • 細いフレーム、細いタイヤ、フラットバー = クロスバイク
  • 細いフレーム、細いタイヤ、ドロップハンドル = ロードバイク。
  • タイヤが小さい = 折り畳み自転車
  • カゴ付き、サドルの上にドカッと座る = ママチャリ

ミニベロ?なにそれ?タイヤが小さいのに折り畳めないの???・・・程度の認識。

 

ここで注目すべきは、クロスバイクとロードバイクの違いで、ドロップハンドルなのか否か。

違いの分かる方々に袋叩きにされそうだが、興味が無ければこんなモノと流してほしい。(´・ω・`)

フレームの形状、タイヤの大きさ、ハンドルの形状、この三つの要素で自転車はざっくりと判断される。

 

では、ブルホーンバーは?

 

自転車全般で見てもブルホーンバーの標準装備とした市販車は少ない。

一般人からすると、見慣れないカタチのハンドル。

自転車をかじっている人からすると、おっ?ブルホーンに替えているか!?と気づくはず。

つまり、ブルホーンバーに替えるだけで、その自転車の”カスタム感”がグッと上がる事になる。

 

メリット

カッコイイ!(*゚ω゚)=3

デメリット

カッコよすぎて嫉妬の嵐ヽ(`Д´)ノ

 

個人的に求めた事。

最初はHORIZEをを調べていた時、ブルホーンカスタムをしたHORIZEを見て、単純にカッコイイ!と思ったことがきっかけ。【見た目をカッコ良くしたい】

購入後に通勤や近所を走る時に気になったのが、サドルとハンドルの間隔が狭くアップライトなポジションで、ペダルを踏み込みにくいと感じていた。【ポジションを改善したい】

チョット距離を伸ばして走った時、腕を内側にひねるカタチでハンドルを握るフラットバーでは、上腕に痛みが出て合わない事を確信。【腕の疲れを改善したい】

カッコいいと思っていたブルホーン化が、ポジションと腕の疲れの改善になる事が分かり、いろいろ検討した結果、折り畳みに支障がない(問題はある)と判断してカスタムに踏み切った流れ。

 

まとめ

フラットバーでゆったり走るようなポジションから、スポーツ寄りのポジションに替えたいのならブルホーン化はおススメ。

カッコイイからブルホーン化したいという気持ちは分かるが、今の状態でポジションに不満が無いなら、一旦距離を置いて再検討をした方が良い。

せっかく仕上がった愛車が、乗り心地がイマイチになったというのはナンセンス。

(´-ω-)。o○(K3のブルホーン化初期は乗り心地が悪くなって・・・)

なんにしても、こんな所まで来てブルホーン化を調べている人は、十中八九ブルホーン化するだろうから言える事はただ一つ。

 

 

 

 

 

 

┐(´~`)┌ < ポジションが合わないなら、ハンドルポストも交換すればイイじゃん♫