DAHON K3 タイヤ交換(DURO HF-143)

2023年12月20日自転車

DAHON K3のおすすめのタイヤはSCHWALBE(シュワルベ)BigApple(ビッグアップル) 14×2.00がド定番。

例に漏れず2019年にK3を購入してから200km程度の早いタイミングで運良く手に入ってからずっと使用してきた。

重量が増えるのがイヤ!と言う理由以外で交換しない理由は無いと思っているが、品薄でなかなか入手出来ないという致命的な欠点がある。

そんな入手性の悪いビッグアップルにサイドカットが発覚!Σ ⊙ ⊙ ( Д ;)

買える時に予備を買っておけば良かった・・・と思っても後の祭り。現状の国内通販は直ぐに手に入る見込みが無く、海外通販は抵抗があって手を出したくない・・・(´-ω-`)

暫くの間、標準タイヤに戻すのも手だけど、細いタイヤ自体があまり好みではない・・・

そんな訳で、ビッグアップル以外の太いタイヤを使ってみよう!というのが今回のお話。

 

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タイヤ:DURO HF-143 BEAT 14×2.125(ETRTO 57-254)

今回選んだタイヤはDURO HF-143 BEAT 14×2.125でビッグアップルより太いブロックタイヤ。明らかに走行性能が落ちる事は分かっていてもナゾの興味に惹かれて購入。購入した時の金額は1本\1,147(税込)でビッグアップルの半額ぐらい。

DUROは台湾のメーカーらしく自転車以外に自動車やバイクなどのタイヤも製造。ダンロップのOEM生産もしている企業のようで検索するとスクーターのタイヤが多く出てきた。

ビッグアップルと比べてみると少し太いかな。真ん中のパターンの大きさは14㎜×16㎜×3㎜と大きめ。

空気圧は40PSIでbar換算すると2.7barになり、ビッグアップル(2.0~4.0bar)より少なめ。

ブロックパターン部分のゴムは分厚いが、それ以外の部分は特別厚いという感じはしない。それでもサイドウォールはビッグアップルよりは厚い。裏側は全体的に樹脂っぽい素材でビッグアップルよりパンク耐性が期待できそう。

重量は380gでビッグアップルの350gから30g増加で普通に重い。

 

チューブ:TIOGA 米式インナーチューブ 14×1.75-2.125

使用するチューブはTIOGA 米式インナーチューブ 14×1.75-2.125。ビッグアップルで使用しているパナレーサーのチューブは仏式 14×1.5-1.75で元々小さい物を使用しているが、チューブ幅1.75に対してタイヤ幅2.125は流石にまずいのでは?と思いワンサイズ大きい物を購入。仏式バルブでは幅1.75インチが最大らしく幅2.125インチ対応は米式か英式バルブしかなかった。

ビッグアップルに合うSCHWALBE製のインナーチューブでも良かったが、ビッグアップルの状況を見ると入手性が悪そうなので敬遠。

仏式バルブの直径はは6㎜で米式バルブは8㎜なので、リムのバルブ穴を拡張するしかない。

仏式バルブと違い米式バルブはバルブナットで固定しないので、バルブ穴を広げ過ぎないように注意して拡張。もちろん自己責任で。(´-ω-`)

バルブ穴を拡張すると仏式が使えなくなるのでは?と思っていたが、米英式リムに仏式バルブを取り付ける為の変換バルブナット(画像上部)がある。実はK3で使われているバルブナットがこのタイプだった。

今まで使用していたパナレーサーは99gだったが、サイズの大きいTIOGAは86gと重量が逆転している。TIOGAのチューブは薄いのか?

 

リムテープ:SCHWALBE HIGH PRESSURE RIM TAPE 18㎜

実はフロント側のリムテープがだいぶ前からボロボロ。フリーボディの注文の時に販売していないか聞いてみたが、DAHONの保守部品に14インチ用リムテープは用意されていないとの回答。

中華通販サイトを使えば見つかるが、同じような輪っかになった14インチ18㎜のリムテープはAmazonや楽天等では手に入りそうになかった。

そこで見つけたのが18㎜幅でテープ状のSCHWALBE HIGH PRESSURE RIM TAPE。長さは25mあるので確実に余るが、再利用出来なさそうな事とHorizeでも使えそうな事から購入。

使い方がイマイチ分かっていないがニップル穴がちゃんと埋まれば問題無いだろし、接着面を脱脂した後に1周巻いてバルブ穴を開けて完成。多分ヨシ!m9(-ω-` )

5㎝ほど重ねる部分を作ったが1本に使う長さは85㎝ぐらいなので、前後張り替えは2mあれば足りる。

 

取付け後

チャチャっとホイールに組み込んで干渉の確認。K3でタイヤとフレームが一番近いフロントフォークの根元で隙間は10㎜ほどあるので問題なし。

タイヤ幅は一番広いブロックの上で47㎜ほど。ビッグアップルは45㎜だったので微妙に広くなった程度。

タイヤの円周は1100㎜ぐらいでビッグアップルと同じ。直径を計算すると約350㎜になる。

見た目のインパクトはあるものの、K3のホイールに取付ける分にはサイズ的にビッグアップルとほぼ同じでちょっと期待外れ。

 

乗り心地

ブロックタイヤに乗り心地を求めるのもどうかと思うが素人(貧脚、体重約80kg)的感想を。

ビッグアップルと比べればブロックタイヤ特有のロードノイズが響き渡り、漕ぎ出しが多少重くなり速度維持も微妙に辛くなる。特にロードノイズは前を歩く人が高確率で気付くレベルの騒音。

ハンドルの切れ方はビッグアップルと同じ直径なので似たような安定性で、路面の段差から受ける振動は柔らかい。これは単純に空気圧が低いという理由で同じ空気圧のビッグアップルと同等レベル。

舗装路を走る分にはビッグアップルを超える事は無いが、厳つい見た目の割には思っていたより普通に走れる。

不整地(原っぱ、ぬかるみ、砕石敷きの砂利道など)ではビッグアップルはグリップした感覚が無く上に乗る感じだったが、DURO HF-143は地面をちゃんと捉える感覚がありブロックタイヤらしい性能。

喜んで不整地を走っているとリアディレイラーにいろんな物を巻き込んだり、泥の巻き上げが酷くフェンダー無しだとあっという間にズボンが泥だらけになるので注意。(根本的に14インチ折り畳み自転車で不整地を走ること自体が間違い)

 

終わりに

半ばネタのように買ったDURO HF-143はビッグアップルと同等性能という訳にはいかないものの、ハンドルの切れ方と路面から受ける衝撃に限れば同等レベルで意外と健闘。

街中を走るだけなのにこのタイヤを積極的に選ぶ理由は無いが、14インチ自転車で原っぱ、ぬかるみ、砕石敷きの砂利道などの不整地を走る可能性があるなら心強いタイヤでもある。

 

 

そんな頭のネジを2,3本外して自己責任で楽しむヒト向けのタイヤです。(´-ω-`)