DANOHハンドルポスト(Radius Handlepost)固定部分の調整
近所をウロウロする時に使用しているHorize。輪行専用のK3がある状態ではHorizeで輪行する事も無く、折り畳む事の無い折りたたみ自転車になっている。
折り畳み機構がデッドウェイトだよなぁ・・・なんて事を思っていた所に追い打ちをかけて、ハンドルポストの折りたたみ固定金具(?)が緩み、ハンドルポストがグラグラする状態に(´・ω・`)
ハンドルポストを調べてみると、緩んでいるネジがすぐに分かったので適当に締めこむ。すると、ハンドルポストはグラグラのままでハンドルポストが折りたためない状態になって、調整すら出来ずに軽くパニック。(-ω-|||)
そんなこんなで、ハンドルポストの固定部分を調整したので、備忘録として残します。
もくじ
DAHONのハンドルポストの種類
DAHONの折り畳み自転車に興味を持ってから日が浅いので全てを知っている訳では無いが、手持ちのパンドルポストだけでも2種類あるので構造の違いをおさらい。
Radius Handlepost(現行)
DAHON(アキボウ)HPの遡れる範囲では2012年には既に使われていて、現行のDAHONでも多く使われているタイプ。
ハンドルポストのレバーを閉めるとレバーのロックが自動に掛かるタイプが大半だが、2017年に発売のDove Unoがロックを回転させて固定する簡易タイプ(?)を使って以降、14インチはこのタイプを採用している。
軽量化の為なのか?コスト削減の為なのかは不明だが、頻繁に折りたたむK3では自動でロックするタイプが良かったのに・・・(´・ω・`)
Radius-V Handlepost
ヤフオクで購入したT型ハンドルポストがこのタイプで、固定金具が外側から見えるのが特徴。
Vの付いていないRadiusタイプは固定金具を内から外に押し込むタイプだが、V付きは外から内に引き込んで固定する方法。
DAHON(アキボウ)HPの遡れる範囲の2012年以降も使われている様子は無いが、2012年版のマニュアルにはRadius-Vの記載はあった。現行のRadiusの名前にVが付いているらな、こっちの方が後継機なのでは?と思うものの、現在では使用されていない所を見ると何らかの欠点が有るのだろうか?
ロックの調整
今回の説明はHorizeやK3で使われているタイプのRadiusが対象で、ゆるみが出ている酷い状態はこんな感じ。
ハンドルポストのロックレバーを閉じているのに、隙間が空いている状態でハンドルポストがグラグラ動く。ハンドルを引っ張るよな動作をしなければ乗れない事も無いが、乗り続けて良い状態ではない。
調整は固定金具と樹脂パーツの間にある六角ナットを8㎜スパナで樹脂側に寄る様に回す。きつく締めすぎると樹脂が割れる可能性があるので、ロックレバーを動かして感触を確認しながら調整。
一応、メーカー指定のトルク値はあるが、スパナタイプのトルクレンチを購入するなら、折りたたみ自転車専門店に修理を任せた方が安心且つ安上がりのハズ。
ロックが開かなくなった時
固定金具の動きが悪いとロックレバーを開放してもハンドルポストが折り畳めない事がある。
そんな時はロックレバーを開放した状態で、ハンドルポスト下部にある隙間にマイナスドライバーのような物で内部の固定金具を押し込むとロックが外れる。
まぁ、余計な事をしてなければ、動かなくなる事なんて無いだろうけど・・・(´-ω-`)
Radius Handlepost 固定部分の分解
本来は分解する必要は無いし専門知識が無ければ分解するべきではないとは理解しているものの、中途半場に弄ってしまったので分解してみる事に。言っている事とやっている事が違うのはいつもの事・・・(´・ω・`)
まずは固定金具と樹脂パーツの間にある六角ナットを固定金具側に当たるまで回し、ハンドルポストと固定金具を繋ぐ2本のボルトを緩める。
そのまま固定金具を持ち上げても引っ掛かって取れないので、ハンドルポストが水平になるぐらいまで持ち上げて、樹脂側を持ち上げるように固定金具を持ち上げれば一式取り外せる。
固定金具とハンドルポストと繋がるボルトの間にスプリングが入っている。ロックレバーを開放した時、このスプリングの力で固定金具がスライドする仕組み。
固定金具の側面から、スプリングを圧縮するような形でイモネジが取り付けられている。回しにくい場所なので触る事は無いだろうが、ココを中途半端に回して戻せなくなってしまった事が、今回の分解のキッカケ。(-ω-` )
固定金具の展開するとこんな感じ。なんとなく理解出来た気がする。
Radius Handlepost 固定部分の調整
分解して終わりという訳にはいかないので、素人調整で組み立てるしかない自己責任の領域。
まずはボルト2本を差し込んだ後、スプリングを横から入れる。その後にスプリング圧縮用のイモネジを取り付けるが、気を付けた点は3点
- スプリングの圧縮が緩すぎると、ロックレバー解放時に固定金具が戻りきれずにハンドルポストが折り畳めなくなる。
- スプリングを圧縮しすぎると、ロックレバー固定時にスプリングを潰してしまう。
- 2本あるスプリングの圧縮バランスが悪いとロックレバー解放時に、固定金具の戻りが斜めになって動きが悪く引っ掛かる事がある。
指先の感覚でええ塩梅に調整。 (´-ω-`) ※素人の意見です。
ハンドルポストに取付ける前に、固定金具底面と同じ高さになるまで、ボルトを緩める方向に回す。
ロック調整の六角ナットは固定金具側に寄せて樹脂パーツを取付け、ハンドルポストの淵と固定金具の窪みを合わせる。
ハンドルポストを折り畳んだ状態(ロックレバー閉鎖状態)では、固定金具+樹脂パーツは取付けられない。ロックレバーを開放してハンドルポストを水平ぐらいまで持ち上げると、ロックレバー根元のカムになっている部分に余裕が出来て固定金具+樹脂パーツを取付けられる。
2本のボルトをハンドルポストに捻じ込むときは、ボルトを樹脂側に寄せてネジ穴を探す必要がある。2本のボルトを固定金具とハンドルポストが軽く接触する所までボルトを締めたあと、そこから半回転~1回転分ボルトを緩める。ボルトを閉めたままだと固定金具が動かないのは当然として、締めすぎても緩めすぎても固定金具の動きは悪くなる。
六角ナットを回して位置を調整した後、ロックレバーの開閉を繰り返して固定金具の動きを確認しながらボルトをええ塩梅に微調整。 (´-ω-`) ※素人の意見です。
ロックレバーのテンションがほどほどに掛かって、ハンドルポストにガタが無くなれば調整完了。
終わりに
半日ほど時間をかけながらハンドルルポストの固定部分の構造を理解できたので、大いに自己満足。(*-ω-)=3
適当な調整が原因で軽くパニックになったものの、治ったからとりあえずヨシ!ヽ(`Д´)ノ (ヨクナイ)