DAHON K3 ディレイラーハンガー交換

2021年2月15日自転車

輪行時にいつかは壊すと思っているディレイラーハンガー。

輪行専用で使っているDAHON K3には早い段階でディレイラーガードを取付けたが、リアディレイラー+20㎜ほど折りたたみサイズが増えてしまう事がネック。行く先で自走出来ずにトンボ返りする事と比べれば些細な事だが、ディレイラーガードの出っ張りはいつも気になっていた・・・

(☆-ω-)。o○(予備のディレイラーハンガーを持って行けば良いのか)

Webでロードバイクのパッキングを眺めていると、予備のディレイラーハンガーを持って行く人を発見して目からウロコ。そんな訳でK3のディレイラーハンガーを細かく見ていくお話。

 

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ディレイラーガード

外す事になるが、簡単にディレイラーガードを紹介。

K3に取付けているのはダボ穴2か所で固定するタイプ。ネジはM5×10㎜

何度かK3を右側に倒しているが、ディレイラーガードがあればペダルが無い折りたたみ時でも、リアディレイラーには当たらない。

車軸に固定するタイプもあるが、こちらはシフトケーブルと干渉する形状なのでイマイチ。

鉄製な為、それなりの重量で97g。

 

ディレイラーハンガーの役割

名前の由来通り、リアディレイラーを引っかける金具で、この金具を基準にリアディレイラーを調整してチェーンの位置関係を決定する重要な物。

重要だが車体を右側に倒してしまったら、ハンドル、ペダル、リアディレイラー辺りが地面に当たる。折りたたみ時に倒したらリアディレイラーが真っ先に直撃するし、担いで移動中に周囲の物にぶつけてしまう事も。何にしても繊細な物の割にガードしにくい。

自転車のフレームが鉄(クロモリ)製だとフレームとディレイラーハンガーの一体型はあるが、アルミフレームの自転車だと一体型は都合が悪い。鉄と比べてアルミは曲げ伸ばしを繰り返す事で、急激に強度が落ちて破断しやすくなる。アルミフレームの自転車でディレイラーハンガーを一体型にしてしまうと曲がりの程度にもよるが、数回の修理で使えなくなる=フレーム交換になってしまう為、ディレイラーハンガーだけを交換できるように別パーツになっている。

ディレイラーハンガーの形状は、メーカーや車種によってマチマチ。同じDAHONだとしてもHorizeとK3ではまったく形状が異なる。

 

比較

DAHON純正のK3用ディレイラーハンガーは、Web上で調べてみるとショップ経由で二千円+税ぐらいで購入出来るらしい。二千円ぐらいなら・・・とは思うものの、Amazonを見れば500円ぐらいで売られていると思うと割高感がある。

K3のディレイラーハンガーと見比べながら、Amazonでちょっと手を加えれば使えるのでは?という物があったので、サンプルで購入してみる事に。

右がK3から外した正規品、左がサンプルでAmazonから購入した汎用品。

背面の形状も見た目は同じ。厚みは最大0.1㎜ほど差があったが多分問題なし。

重量は17.4gで正規品(16.4g)とは誤差レベル。

ディレイラーハンガーの取り外しはディレイラーや車軸のボルトなどを外した後、車軸の上にあるディレイラーハンガー用の固定するボルトを外せばOK

ボルトを外すとスプロケット側にナットが落ちるので注意。

形状合わせのポイントは、加工がめんどくさそうな曲線部分。フレームと組み合わせてみると正規品と変わらないハマり具合。

問題はディレイラーを取り付ける下部のカタチが異なる所。K3のディレイラーハンガーが専用の物というのはココの形状が原因だが、二か所削れば使えるだろうという目論見。

一つ目の削りは一段下がった部分。

ネット上調べてみると橋輪さんのブログに詳しく書いてあるが、本来はリアディレイラー側に突起が有りそれを避ける為にディレイラーハンガーを削っているらしい。

ただ、ウチのK3(2020モデル)のリアディレイラーには問題の突起が無いので、削る必要が無くなった。

二つ目の削りは、エンドアジャストボルト(Bテンションスクリュー)が当たる部分。

トップギアとガイドプーリーの間隔を調整する時に影響する所で、正規品の方がガイドプーリーとトップギアに近くなるような深めの角度で削られている。一般的なトップギアは11Tに対して、K3のトップギアは9Tと小さい事から深めに削られていると推測。

最大2㎜ぐらい削れば使えそうな感じで多少削りすぎても、エンドアジャストボルト(Bテンションスクリュー)の調整範囲内なら動作に問題ない。個人使用のレベルなら加工精度はそれほど必要ない(気にしない)ので、金属用のヤスリで削ってみる事に。

 

加工

削る部分をマジックで色付け。

後は金属ヤスリで削り込み。柔らかめのアルミだが、削るのに30分ほど掛かった。

端部を適当に丸めて完成。見事に素人作業。(・ω・`)

組み合わせで変速動作を試してみても問題なし。とりあえず、ヨシ!

汎用品をもう一つ購入して追加で加工。使用する分と予備で持って行く物で、正規品は寸法合わせ用に自宅で保管。

 

終わりに

Twitterで他の人のK3を見ると、ディレイラーガードを付けている人は殆どいない感じ。気にしすぎなのかなぁ・・・とは思う反面、扱いが雑なので輪行時にディレイラーハンガーを曲げるという妙な自信もある。

汎用品に小細工すれば替えのディレイラーハンガーが作れることが分かったので、暫くはディレイラーガードを外して様子見だなぁ。(´-ω-`)