Wotancraft PILOT [10L] レビュー

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カスタムネタがもう無いので、自転車用のカメラバッグの紹介。

Wotancraftというメーカーのブロンプトン用のマウントが付いたカメラバッグ。

DAHONで使う場合は変換マウントの購入が必要だったり、そもそもヘッドチューブにマウントが無い2020年モデルのK3には取付すら出来ない。(´・ω・`)

ヘッドチューブマウントの拡張の話は置いといて、今回はバッグのみの話。

 

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Wotancraft(ヴォータンクラフト)とは

Wotancraft(ヴォータンクラフト)は台湾発のミリタリー感、ビンテージ感のあるカメラバッグブランドで、元々は革細工を得意としている。

日本での正規取扱は2021年9月現在で、FUJIFILMの東京・大阪直営店やYahooでしか通販していない代理店のオリエンタルホビー、ブロンプトンや折り畳み自転車に嵌り込んでいる人なら知ってるであろうLORO WORKSぐらいで日本では露出の少ないブランド。

私自身、購入の半年前まで知りませんでした。 (´・ω・`)

 

紛らわしい商品名

商品を見ていく前に紛らわしい(と思っている)商品名の説明。

Wotancraft PILOT[10L]という名前のカメラバッグは2種類存在していて、ひとつはWotancraft直販や代理店のオリエンタルホビーで販売されているショルダーの純粋なカメラバッグ。

もう一つはLORO WORKSで販売されている物で、ブロンプトン対応フロントバッグ型のカメラバッグ。今回購入した物はコッチ。

商品名と正面からの見た目は全く同じで、違うのはブロンプトンに取付けるフロントキャリアフレームを固定する構造とウェイビングの有無。

商品名で検索をかけると純粋なカメラバッグの方が上位に出てきて、フロントキャリアフレームが無い分安い。思わずポチっと押しそうになったが、背面構造が全く違うので商品名を微妙に変えてほしかった。

え? 間違わない!? そうですか…(-ω-` )

 

外観チェック

色はチャコールブラックとカーキブラウンの2種類、サイズは10Lと7Lの2種類あるが、購入したのはチャコールブラックの10L。

購入時の金額は¥36,300。このサイズのカメラバッグとしては明らかに高いが、ブロンプトン互換のフロントバッグと考えると妥当な値段?

うん、きっと妥当な値段!(-ω-|||)

開封すると大きめのサコッシュに使えそうなナイロン製の袋に入って登場。

付属品はカバンの中に入っているのでシンプルな状態。

一見、汚れているの?という風合いだが、こういうデザインのCORDURA製の生地である程度は水を弾く。

フタ部分を固定するのはロゴ入りのフック。普通のバッグとして使うなら特に問題は無いが、カメラバッグとして使うには開閉に手間取りやすい。後述のマグネット式バックルを同時購入した方が幸せになれる。

背面はブロンプトン互換のフロントキャリアフレーム付き。革製品を得意とするブランドの意地なのだろうか、ロゴを刻印したワンポイントの革部分がある。

内容物はショルダーベルト、間仕切り3種類、ポーチ2種類。

 

バッグ本体

カメラを収納するメインの荷室はシンプルでココにポケットは無い。PILOTシリーズのオプションにマジックテープで固定するインナー用の後付けポケットやポーチが用意されていて、自分の好みでカスタマイズ出来る。薄い緑色のクッション部分がマジックテープが取付けられる素材になっている。

内部のクッション性はカメラバッグとしては薄めで、PeakDesigeのカメラバッグと同じぐらい。

フタ部分と本体の根元は多少雨が入りにくい構造にはなっている。

メイン荷室の前にはチャック付きのポケット。内部にはスマホや長財布が差し込めそうな2つのメッシュポケットがある。

サイズ的にはiPadPro11が綺麗に入るサイズだが、この部分はクッション材が無いので、入れて運ぶには不向き。

チャック付きポケットの部分は横から見るとこんな感じで、メイン荷室から独立していて貫通している。

画像では分かりにくいが、メイン荷室側のメッシュ部分に左右からアクセスできるチャック付きの貫通ポケットもある。

この貫通部分は温度調整用のウェアを引っかけるのに丁度良い感じ。

底面部分には35㎝ぐらいの三脚を取り付ける様なバンドがある。

このバンドは取り外す事も可能。

背面のフレームは取り外し可能で上部は貫通している。

フレームを外してキャリーケースと組み合わせれば、普通のカメラバッグとして旅行に持って行くのもピッタリ。

肩の当たる部分にクッションの付いているショルダーベルトは脱着式。接続部分は樹脂製なのがちょっと気になる。

 

間仕切り

間仕切りは3種類で4枚付属。

一番大きいパソコンを入れる時に使う間仕切り。A4サイズに左右3㎝加えた大きさで、このサイズがメイン荷室の縦横のサイズになる。

2枚入っているのは折りたたんで蓋付きになるタイプで、最後の一枚は蓋の無いタイプ。

 

アウターモジュール 巾着ポーチ

付属のポーチは2種類あり一つは巾着タイプ。ポーチ用の細いショルダーが付属しているので、画像のように単独で使用する事も出来る。

2種類のポーチのショルダー部分は共通で脱着式の樹脂製。

背面はバッグとつなげるウェイビングクリップが2つ。縦に5か所の位置が設定出来る。もう一つのポーチも同じ形状

自転車用のドリンクボトルと比較するとこんな感じ。

すっぽりとドリンクボトルは入るがバッグ本体の両サイドにドリンクホルダーがあるので、あえて入れて使わない?

 

アウターモジュール チャック付きポーチ

もう一つはチャック付きのポーチ。背面の形状は巾着タイプと同じ。

内部にポケットは無くシンプル。スマホと財布を入れるのに丁度良い感じ。

正面のメッシュ部分はポケットになっているので、一時的に小物が入れられる。

 

重量

バッグ本体+ショルダーベルト+中仕切り全種の重量は1085g(フロントキャリアフレーム除く)

フロントキャリアフレーム単体は300g

巾着ポーチは145g(ショルダーベルト含む)

チャック付きポーチも145g(ショルダーベルト含む)

全部まとめて計ると1710gになる。個別で計測した分を足した値と合わないのは、重量計の誤差が出ているから。(´-ω-`)

フレームを含めると何も入れなくてもそこそこ重たい。カメラ機材を詰め込み始めたら総重量5kgぐらいになりそう。

 

オプションのマグネット式バックル

右が標準のフック式バックル、左が追加購入したオプションのマグネット式バックル。このマグネット式バックルが良く出来ていて、カメラバッグとして使うなら必須レベルで交換した方が良い。購入した時の金額は1,100円だった。

開く時は親指と人差し指でスライドして外す。閉じる時はバックルを近づけると磁石の力で真っすぐに付いて、バックル部分のくさび構造で真っすぐには抜けなくなる仕組み。すごく良く出来ている。

取付けは若干注意が必要で、上部バックルの取り付け部分は固定の爪がかなり小さいので、破損しないように慎重に作業した方が良い。

後ははめ込むだけで作業は完了。

 

アウターモジュールの配置

ウェイビングクリップはYKK製の樹脂素材。サイズ的にはサバイバルゲームで使われているような物と同じなので、紛失や破損すれば代用できそう。

全面のウェイビングは左右に1本ずつ縦に6か所の取付け口。真ん中のウェイビングは少し弛みがあり、キーホルダーを引っかけるには便利だが、ポーチを固定するには不向き。

背面ののウェイビングは左右に1本ずつ縦に3か所の取付け口。

ポーチ背面には縦1本に5か所の取付け口、前面に横1本3か所の取付け口がある。molle対応の小さなアクセサリーが取付けられる。

アウターモジュールの2種類のポーチは前面と背面に取り付けが可能。

背面に取付けるとブロンプトンのバッグによくあるハンドルポスト横のポケットが出来る。

背面の取付け口は縦に3か所しかないので、ポーチ側のウェイビングクリップは真ん中の一個隣に取付けた方が付け替えが楽になる。

 

終わりに

使い始めてまだ間もないのでカメラバッグに特別不満点ない状態で、ブロンプトンのフロントマウントの構造を感心するぐらい。

あとはフロントに固定したカメラバッグで自走を繰り返してみて、カメラが壊れなければ問題なし。

今更ながら、カメラが壊れないか気になっている・・・(-ω-` )