ゼロから始める手組ホイール(2)

2020年4月15日雑記

スポンサーリンク

はじめに

偉大な先人たちの知識をお借りして手組ホイールを組んてみるわけですが、作業している当人はただの素人。ブログ内の情報を元に試してみたら、事故した云々の責任は負いかねます。自分で問題ないと判断して行動に移したのなら、それは自己責任。

・・・一応、前口上を書いたものの、ここ内容を元にして手組ホイールを組む人はいない、どころか内容薄くてムリ orz まぁ、この程度しか理解していなくても何とかなる例として、ハブダイナモやALFINEを使う人が増えたら嬉しいですw

 

スポークを加工する

2018年11月下旬。年末年始にかけてHorizeの大改造を行うべく、ホイール周りのパーツからをネットで注文。スポークも計算で長さが分かったので、そのまま注文すれば良かったのだが、注文したものはHOZAN C-702-14 スポークネジ切り器

スポークを組んでいく最中にテンション掛け過ぎでネジ山を潰してしまったり、走行中に折ってしまったり。そもそも計算を間違えて長さ自体が違っていたら・・・。

”何かあったときに必要になるから・・・”を大義名分にスポーク加工費の約4倍の特殊工具をポチっているw

今の俺ならヤレる気がする(*゚∀゚)=3

根拠が何かは別にして、行動を起こすなら勢いは超重要(*゚∀゚)=3

 

スポークの切断

とりあえず、フロント用のスポークから準備。スポークゲージでフロントの寸法:206mm+先端加工分を2mm追加して、208mmで32本切り出し。

バリの出ているワイヤーカッターの切断面を金属ヤスリで32本削っていく。ものすごく地味でめんどくさい(_ _|||) 電動工具ほしいなぁ。

 

ねじ切り(転造)加工

左側からスポークを挿入してチャックで固定。右側の転造用のダイスに切削油を塗布した後にスポーク先端に押し当てる。最初スポークにダイスを喰いつかせる為に、左に押し回しをするがスポークの切断面の加工がしっかり円錐状になっていると、ハンドルを回せばすんなり喰いついてネジが加工できる。切断面の加工が甘いと喰い付きが悪く、場合によってはネジ山が脱線(?)してリング状になり、スポークとダイスが外れなくなる。

金属棒を切削加工でネジ山を作る方法は知っていたが、金属の歯を押し当ててネジ山を作る転造加工は自転車の事を調べてて初めて知った方法。なんというか畑の畝みたいで、畑(スポーク)を耕運機(ダイスの歯)で耕した所(ネジの溝)の土を左右に振り分けて畝(ネジ山)を作るような感じ。

ダイスのナット部分でネジ山がキレイになるように試しながら調整。上が既製品のネジ山。下が加工品。既製品のように尖ったネジ山は調整しきれなかったが、リップルとに組み合わせでは問題なさそうなので、量産開始!

結果は32本作るのに8本失敗の不良率25%をマーク。原因は手を抜いたスポーク切断面加工。ひと手間を惜しんだ素人作業が不良率を押し上げていく、典型的な失敗事例。

会社だったら倒産しますよこれ(;´ω`) 

リアは失敗を生かしてしっかり切断面を円錐状にして32本中1本の失敗だったので、業務改善できたという事で( ;´Д`)

スポーク切断面の加工、超重要(*゚∀゚)=3